日本人間性心理学会 第37回大会
ランチョンセミナー
2018年9月15日(土) 12:30~13:20
無料:軽食付き
申し込み
本大会終了に伴いまして、申し込みページは削除いたしました。
たくさんのご参加ありがとうございました。
1.PCAはじめの一歩
南山大学教授
坂中 正義 氏
これからPCA(パーソンセンタード・アプローチ)を学ぼうとする学部生・大学院生あたりを対象に、PCAを学んでいくはじめの一歩として大事にしたいことをお伝えできればと考えています。
具体的な内容は参加者数なども勘案しながら考えますが、『傾聴の心理学:PCAを学ぶ』の第6章「パーソンセンタード・アプローチを学ぶ」の内容を中心とした体験学習(エクササイズ、ペアでの話し合い・聴き合い、シェアリングを含む)になろうかと思います。
短い時間ですが、お弁当をいただきながらゆったりと、参加者それぞれのPCAを発展させるタネになるような体験が持てればいいなと期待しています。
講師プロフィール
1970年山口県生まれ。1993年埼玉大学教育学部卒業。
1997年九州大学大学院教育学研究科博士後期課程(教育心理学専攻)退学。
福岡教育大学教育学部助手、専任講師、助教授・准教授を経て、教授(2009年)。
2011年博士(心理学)学位取得・九州大学。
2013年~南山大学人文学部教授。
著書
『傾聴の心理学:PCAを学ぶ』編著(創元社, 2017年)
『ロジャーズの中核三条件 受容』共編著(創元社, 2015年)
『ベーシック・エンカウンター・グループにおけるロジャーズの中核3条件の検討』(風間書房, 2012年)
『臨床心理学概論』共著(遠見書房, 2018年)など。
2.留学報告 イギリスの最新PCA事情
福岡大学准教授
本山 智敬 氏
イギリスでPCAが学べる環境は、この数年で随分と変化してきました。
その中で、私が在籍したノッティンガム大学にはPCAを銘打った大学院のコースがあり、優れた教授陣の元での非常に豊かな学びの場が整っていましたので、まずはその内容をご報告します。
その上で、イギリスでの最新の研究の紹介と共に、イギリスと日本に共通したPCAの課題と今後の方向性について、私なりの考えをお伝えしたいと思います。
今後、日英の研究者/臨床家の交流と共同研究も計画しています。
講師プロフィール
本山 智敬(もとやま とものり)
福岡大学人文学部教育・臨床心理学科 准教授。
研究テーマはパーソンセンタード・アプローチ(エンカウンター・グループ)。
学部生の頃から一貫して教育の場におけるベーシック・エンカウンター・グループや構成的グループ・エンカウンター、最近ではPCAグループの実践と研究を行ってきた。
ここ数年はPCAとオープンダイアローグの共通点について関心を持っている。
2016年9月~2017年8月の1年間、イギリス、ノッティンガム大学大学院に客員研究員として滞在。
3.ディジュリドゥ(楽器)健康法
一般社団法人 ディジュリドゥ健康法普及協会 代表理事
小島 敏弘 氏
ディジュリドゥ(Didgeridoo, Didjeridu)とは、オーストラリア大陸の先住民アボリジニの金管楽器で、シロアリに食われて筒状になったユーカリの木から作られます。
アボリジニは1000年以上前にディジュリドゥを作ったとされ、実際には文献が存在しないので証明が不可能ながら「世界最古の管楽器」の一つではないかと言われており、主に宗教儀式やヒーリングのために演奏していたと考えられています。
ディジュリドゥを吹くことそのものが呼吸法としての効果を発揮しますので、身体の機能を向上させ、心の働きを活発化させ、心の落ち着きや心身全体の調和をもたらします。
さらに、ディジュリドゥが唇の微振動を音源とし増幅させることから、その微振動が脳幹に伝わり、脳幹を活性させることによって、ホメオスタシスがバランスよく機能し、自己治癒力が高まるのです。
講師プロフィール
1987年(29才の年)に起業し、喫茶と輸入雑貨店を経営。
30才で愛知県一宮の故郷を題材に映画『宇宙の法則(井筒和幸監督作品)』を企画製作。
全国7大都市で劇場公開するも1億8000万円の負債を抱え倒産。
その後、上京し広告代理業、映像製作などに従事、30歳半ばに日豪文化交流協会の事務局次長を勤めることになりディジュリドゥと出会うも、当初は音出せずひたすらCDを聴く。
40才でディジュリドゥ演奏をしながらオーストラリアからのディジュリドゥ輸入販売とライブ活動を始める。
2004年よりToshi&七海という夫婦ユニットで音楽活動を全国展開。
ときどき海外でも。
ハワイジャパンフェスティバルや愛知万博、鎌倉芸術祭、嵐山音楽祭などに出演。
2014年山口県周南市の脳神経外科医沼田光生氏と出会い、一般社団法人ディジュリドゥ健康法普及協会を共に設立、代表理事就任。
2017年9月4日愛妻七海他界。翌2018年1月還暦を迎える。
自身の60年、特にこの30年の人生経験から学んだことを、一人でも多くの人の幸せな日々に役立てられたら、それをテーマとしシンガーソングライター活動とともに、ディジュリドゥ健康法を予防医療分野で普及すべく全国的に活動している。
東海ホリスティック医学振興会顧問
一般社団法人日本統合医療学会会員