日本人間性心理学会 第36回大会

ご挨拶

朝夕はめっきり涼しく、過ごしやすくなってまいりました。
1日のうちの寒暖の差もありますので、体調にはお気をつけ下さい。

さて、東海学園大学(愛知県名古屋市)で開催する日本人間性心理学会第36回大会も無事に終了することができました。
会員の皆様にとって楽しく有意義な学会になりましたでしょうか。

今回のテーマは『共生(ともいき)と人間性』でした。
本学での「共生」とは、本学の学祖である椎尾辨匡先生が大正期に興された「共生き運動」が原点で、すべてのものが大宇宙の大いなる命に「生かされて生きている」ことを自覚して感謝し、「心が生き生き」と生きることです。
つまり、自らの生き方が同時に他者の生き方にとって必要にして意味のあるものであろうと心がけて生きる生き方です。
日本人間性心理学会は、人間性を理解し、その回復と成長に貢献することを通じて、社会に責任を果たし得る研究と実践を提供することを目的としています。
その大会を、「共生」を教育理念とする東海学園大学で開催できましたことは、誠にありがたくご縁あることだと感謝しております。
本大会では「べてるの家」を設立した当事者研究の先駆者である北海道医療大学教授 向谷地生良先生や、中国からは気功の正統派大家である中国健身気功協会役員・上海体育学院教授 虞定海先生をお招きしました。
お二人には、ワークショップのみならず大会2 日目のランチョンセミナーもご担当いただきました。
また、最終日の理事会・準備委員会合同企画は、公開講座として幅広くご参加いただきました。
3日間の大会が皆様の日頃の研究と実践をさらに発展する機会になったのならば幸いです。

2017年 9月吉日


第36回大会準備委員長

石田 妙美

事務局長

大島 利伸

準備委員

池田 豊應石川 雅健伊藤 義美
加藤 敬介楠本 和彦猿田 実和
高瀬 加容子柘植 順子寺田 道夫
松本 大輝三浦 文子桃木 徳博